てげてげ日記

YASU@日記的生活

日本と英国の古本屋

快晴。天気予報の降水確率は0パーセント。ただし嵐のような強風が吹き荒れる。

休憩時間、橋本倫史著『東京の古本屋』(本の雑誌社)とショーン・バイセル著(矢倉尚子訳)『ブックセラーズ・ダイアリー スコットランド最大の古書店の一日』(白水社)とを交互に読み進める。ともに日記スタイルだが、『東京の古本屋』はルポルタージュである。筆者が東京都内の各書店に3日間潜入して、店主とのやり取りやお店での出来事を時系列にまとめたもの。豊かな描写で臨場感が伝わってきてほのぼのする。

『ブックセラーズ・ダイアリー』はスコットランドのウィグタウンという地方都市にあるザ・ブックショップという古書店の店主の日々の日記である。変わった店員や困ったお客さんなどの人物描写がシニカルかつユーモラスの筆致で描かれており、実にイギリスらしい。日英の古本屋は似ているようでもあり、かなり事情が違っていて興味深い。買取の苦労は共通していそうだ。

仕事帰りに<有隣堂>で文庫本を1冊購入。ひらのこぼ著『1ランクアップのための俳句特訓塾』(草思社文庫)。ひらのこぼさんの俳句の本は面白くて、出るたびに買っている。実作の俳句はなかなか思うものが出来ず、人の披露できるものはないのだが。徳川無声の日記などを読むと、スナップショットのように俳句が載っていて素敵なので、いずれこの日記でも書けたらいいなあ。