てげてげ日記

YASU@日記的生活

谷口ジロー展が素晴らしすぎた

休日。午すぎに上りの総武線に乗り東京へ向かう。新宿で京王線に乗り換え、千歳烏山で下車。<世田谷文学館>*1で開催中の『描くひと 谷口ジロー展』を観に行く。駅を出てから、最寄駅がひとつ前の芦花公園であったことに気づく。何度も来ている場所なのに何故間違ったのだろう。所在地が烏山なので、千歳烏山だと早合点してしまった。徒歩10分ほど遠回りになったがようやく会場に着く。

素晴らしい展示だった。緻密な描画の生原稿の数々が見られて眼福の至り。漫画原稿だけでなく、表紙のカラーイラストや小説等の挿絵なども展示。世の中には、漫画が上手い漫画家と、絵が上手い漫画家がいるが、谷口ジローは漫画も絵も上手い漫画家といえる。類まれなる才能なり。孤高すぎて彼のスタイルのフォロワーが見当たらない。海外ではバンドデシネ作家として認知されている。物販コーナーで図録代わりに、『谷口ジロー 描くよろこび』(コロナブックス)を購入。

帰途、乗り換えの新宿で下車し、コクーンタワーの<ブックファースト>*2で文庫本2冊購入。買ったのは、ミシェル・ド・セルトー著(山田登世子訳)『日常的実践のポイエティーク』(ちくま学芸文庫)、都築政昭著『無常とたわむれた巨匠「小津安二郎日記」を読む』(ちくま文庫)。年末年始に読めるといいが。地元駅に着いて、居酒屋<ありがとう>*3でポテサラ・焼きとん・煮込み・厚揚げ等を肴にホッピー酎を飲む。1時間半の滞在で会計は3000円ほど。

*1:〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1丁目10−10

*2:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目7−3 モード学園 コクーンタワーB1/B2

*3:〒263-0022 千葉県千葉市稲毛区弥生町2−21