てげてげ日記

YASU@日記的生活

ザ・スーサイド・スクワッド

正午過ぎに家を出る。そぼふる雨に濡れながら傘もささず近所の<マクドナルド>へ歩いてゆく。季節メニューの月見バーガーセットを注文、そして単品のホットコーヒーSを食後に。昨日から読み始めた『本は読めないものだから心配するな』の続きの頁を開く。改行が少なく一文も長いので遅々として進まないが、読みにくさはない。むしろ目で追う文字の連なりに快さを感じる。

並行して、稲泉連著『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)を読み始める。本についての本は、著者や本屋についてのものが多いが、この本はその両者を繋ぐ人々について取材した本だ。つまり、校閲・装幀・書体・製本などに携わる人たち。彼らの仕事とそれについての矜持について沢山のことを教えてくれる。

雨が上がったので、西千葉駅まで出て、下りの総武線で千葉駅へ。千葉そごう内の<Loft>で来年のほぼ日手帳(本体)、カバーオンカバー、下敷きを買った。仕事用で毎年使ってる NOLTY のリスティ②は無かったので別の店で後日買おう。結局、例年と同じ手帳になってしまった。人間って変化を恐れるのね。

早めの夕食を摂ったあと、徒歩で新千葉方面へ移動。<京成ローザ10イースト> 18:05の回の『ザ・スーサイド・スクワッド』を観る。けっこう血の量多い映画らしいが大丈夫かな。公開からずいぶん経ってしまったが、楽しみにしていた作品なり。ようやく観れる。

『ザ・スーサイド・スクワッド』はとても面白かった! ジェームズ・ガンのベストではないけど上位にランクインするだろう。それにしても『ローグ・ワン』並みに戦争映画だった。ローグ・ワンは全滅だったけど、こちらは数人生き残る。というか、冒頭の10分で半数が死ぬ。豪快すぎて呆然としてしまった。マイケル・ルーカー

ひと言で言うと、ぼくらが大好きなボンクラなチーム萌え映画。それにしても脳筋が多すぎて大渋滞過ぎやしないか。割とシリアスな展開が続いた後に、ラスボスがバカバカしいのが『ゴースト・バスターズ』の第1作を思い出した。やっぱり映画はいいな。行くまでは腰が重いけど。大満足で午後9時過ぎ帰宅。

あ、本日ハーフ100歳を迎えました!←ハーフ成人式みたいに言うなし

現実感がない

肌寒さで目覚める。まだ9月中旬だというのに、いったい残暑はどこへ行った。時計を見ると午前5時半。布団の中でしばし微睡み、8時に家を出て近所の<マクドナルド>で朝マック。食後のコーヒーを喫しつつ、読みさしの新書を読み終える。

倉下忠憲著『すべてはノートからはじまる あなたの人生を開く記録術』(星海社新書)。ノート術の実用的ノウハウというより、哲学的というか自分を見つめ直すというような、興味深い内容だった。文章の伝達可能性とか、記録によって得られるものとか、重要な示唆も多し。

引き続き、これまた読みさしの Tak. 著『アウトライナー実践入門』(技術評論社)読了。とても目を開かされる内容だった。アウトライナーを巡る二つの誤解について知ることができた。アウトライナーは事前に構造を決めて文章を書くツールでも、アイデア発想ツールでもない。トップダウンボトムラインを行き来し(本書では「シェイク」と称する)、構成段階で湧き出るアイデアを取り込みつつ(最終的なプロダクツである)文章を育てていくという方法論を教えてくれる。こんな使い方があったのか。

ここで午前10時。長っ尻は嫌われるのでマックを後にする。コンビニに寄ってから帰宅。今日は昼に映画に行こうと思ってたが、これから繁華街のシネコンに行くというのが、自分にはカロリーが高くて億劫になってしまった。やっと観たい映画が次々と封切りされるようになったのに…。あと、自分は映画は仕事終わりにレイトショーで観るものだったから、コロナ禍でレイトショー中止になって以来どうも映画館から足が遠のいてしまっている。

そんな訳で帰宅後も読書三昧。途中、午睡を挟みつつ。新たに読み始めた管啓次郎著『本は読めないものだから心配するな』(ちくま文庫)が面白い。読書にまつわるエッセイ集なんだけど、著者は詩人ということもあって散文詩のような味わい。コトバの粒々が心地よい。目次を見ても小見出しが一切載ってないのも新鮮。うねうねコトバのグルーヴを愉しむ一冊。

さて 9.11 米同時多発テロから今日で20年。あの事件はぼくの20代最後の日に起こった。世界貿易センターのツインタワーに旅客機が突っ込んでいく場面や、崩れ落ちていくビルの映像は、まるでハリウッドのディザスター映画の一場面のようで現実感がなかったのを憶えている。そうかもう20年経ったのか。そして明日ぼくは50になる。こちらも現実感がない。

台湾作家の小説は初めて読む

土日は小雨続きだったので、ほぼ自宅およびその近辺で過ごした。発散できない休日は気分が晴れない。肉体的な疲れは取れても、精神的な休息にはならない。モヤモヤとした鬱屈としたものが、澱のように心の底に沈んでゆく。遊びに行きたい…

明けて月曜日の今日も、曇り時々小雨。あいにくの天気。出社後、月曜朝恒例のコロナワクチン接種予約サイトのチェック。今日こそは予約取れるかと期待したが、未だ受付再開しておらず。基礎疾患がある人向けに限定的な接種予約(それも数が限られている)のお知らせは出ているが自分は該当せず。

仕事は定時上がり。夕方には雨も止み、晴れ間も出てきたので、傘要らずで帰宅の途。新浦安の<有隣堂>で文庫本1冊購入。呉明益著(天野健太郎訳)『自転車泥棒』(文春文庫)。店頭で何気なしに冒頭を読み始めたら面白くなってきたので、そのままレジへ向かった。

台湾の作家の小説を読むのはおそらく初めてだ。日本統治時代の話も出てくるみたいなので、そちらも興味深い。帰宅後はずっと『自転車泥棒』を読んでいた。小説を読むのはなかなか根気が続かないが、果たして読み通せるか?

自分に向いてそう!

昨日は終日小雨が降り続いたが、今日も朝から雨。自転車はあきらめバスで最寄駅へ。今日も肌寒い。急に秋めてきた。会社の最寄駅の<ドトール>のモーニングセットで朝食。バスの時間までのんびり本を読む。内田百閒著『東京焼盡』(中公文庫)。遅々として進まず、まだ四月のところを読んでいる。早く読み終えたい。8:40ごろ会社着。

会社の休み時間は Tak.著『アウトライナー実践入門』を読み継ぐ。おもしろい。目からウロコだ。文章を書くとき、事前にスケルトン(骨子)をメモしてたりしたので、この文章構成術は自分に向いてるかも。とりあえず Workflowy と Dynalist の無料アカウントをつくる。どちらが自分に合っているかわからないので、両方のサービスを試そう。

仕事は定時上がり。今日も一日小雨が降っていた。そして会社を出る時間になってもまだ降っている。困るなあ。出来るだけ濡れないように、電車を乗り継ぎ遠回り。そこからバスで帰宅。降車駅の<くまざわ書店>で文庫本1冊購入。稲泉連著『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)。なんとなく買いそびれていた本。

失敗は誰に対しても開かれている

涼しい朝。そのせいで目覚めるのが遅く、家を出るのが1時間ほど遅くなってしまった。始業時間に20分ほど遅れての会社着。年に一回ぐらい寝坊で遅刻というのをやらかすなあ。ひどいのは起きたら午後3時というのも過去にあった。さすがにその時は会社を休みにしたけれど。

小室圭さんと眞子様、いよいよ結婚するのね。いいんじゃないでしょうか。誰だって失敗する権利はある。眞子様に圧倒的に足りないのは恋愛経験と社会経験だと思うので、生きた教材としてダメンズと生活を共にして学びを得るのもよいでしょう。今は離婚するカップルも珍しくないんだから。失敗は誰に対しても開かれている。たとえ皇室であっても。逆に失敗が許されない人生はつらいと思う。

仕事は定時上がり。新浦安の<サブウェイ>でBLTサンドとコーヒーで間食。手帳の記入とメモの整理をする。その後、しばし読書。千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太共著『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』(星海社新書)読了。自分にとってブレイクスルーになる契機となりそうな一冊。アウトライナーを補助脳で使うノウハウや、書き始めの壁を超えるツールなど参考になること多し。もう少し勉強したいのでTak.著『アウトライナー実践入門』(技術評論社)をアマゾンで購入(昨日オーダーして今日届いた)。

それにしても9月! ついに誕生月が来てしまった。一年ホント早い。新型コロナウイルス蔓延のせいで2年近く無為に過ごしているように思える。待機と停滞。そんな日々だ。普通に人と会って、話すことの出来る日常が来ないだろうか。

ワクチン難民

快晴。連日厳しい暑さが続く。8月下旬なので、もう残暑になるのか。そろそろ涼しくなって欲しい。朝出社すると、始業時間までの僅かな時間を使って、スマホで新型コロナワクチン接種予約サイトをチェックする。まだ新規予約は受け付けていない模様。はぁ〜、ワクチン難民だなあ。

毎年9月中旬の連休辺りに夏休みを取って帰省していたのだが、去年に引き続き今年もまた帰れないことが確定した。両親も年老いてきたし、会えるうちに会っておきたいが…これはもう仕方ないのか。

仕事は定時あがり。月末のわりには仕事は空いている。明日が月締めなので、請求書関係を前倒しでどんどん片付けた。まっすぐ帰途。雨は降らなかったが、雲の中で稲光が音もなくピカピカと光っていた。夏の空だなあ。

書いたり書かなかったり

「やる気のある者は去れッ!」

現代を生きる聖人タモリ氏の名言である。「てげてげ日記」でも積極的に採用していこうと思う。ブログのスタートにあたって、この日記のルールをいくつか紹介していこう。まず最初はこれ

(1)書いたり書かなかったりする

毎日は書かない。勤め人ゆえ基本的には自宅と職場の往復の日々である。特に昨今は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、飲みに行ったり人に会う機会も減った。誰とも会話しなかった日もある。会社には守秘義務があり仕事の内容も書けない。毎日書くなんて、どだい無理な話なのだ。そこはブログ名のとおり「てげてげ(いい加減)」でいく。

(2)些末なことは詳細に、重要なことはぼかして書く/書かない

ウェブで日記を書くようになったのは20年ほど前である。初めて作った自分のホームページのコンテンツ不足を補うかたちで始められた。日記を書く習慣は子供の頃からあったから、書くのは難儀したことはない。ただ紙に書く日記の癖で、うっかりセンシティブな内容までネットに上げてしまっていた。これでずいぶんと痛い目に遭った。深く反省した次第である。

描かれていることより描かれない事柄に真実が隠れている。不在には何かしら理由があるのである。その辺は詮索をしても、しなくてもOKである。ただ他人の迷惑になるので、そういう部分はぼかして書くし、あるいは書かない。そのかわり、どこへ行っただの何を食べただの何を買っただの、些末なことは出来るだけ詳しく書いていきたい。自分もそういう日記を読むのがだいすきだ。

(3)振り返らないし見つめ直さないし向上もしない

三行日記が自己啓発でもてはやされて久しい。いわく、3つ良かったことと悪かったことを書き出し、自己を見つめ直し向上するそうである。タモリ主義を踏襲する「てげてげ日記」ではそんなことは一切しない。「やる気のある者は去れッ!」である。